3月


1日

ジュネーブ・ショーが始まりました。 これはフェラーリのNEW CAR "599GTB FIORANO"です。


2日



Lamborghini MIURA CONCEPT


赤い写真のモデリと黄色のモデリには、深い関係があります。
この2台の間には40年の途方も無い歳月が流れました。

それを見守るように写っている人は、あのイオタを制作したボブ・ウォレス本人である。
時間を超えて再会したミウラに乾杯したい気持ちでいっぱいである。

この赤いミウラ、よく観察してみるとリヤのルーバーが無く素通しです。クリヤーガラス仕様のファースト・プロトタイプのショーカーで、1966年のジュネーブ・ショーにて展示されました。
そして、2006年の今、まさに開催されている同じジュネーブ・ショーにミウラ・コンセプト(黄色)として戻ってきました。

3日

P400 Miura Salone di ginevra 1966

昨日から2徹で一気に作り上げたました、1号車のミウラです。
イギリスのSMTS社のメタル製キットをベースにショーモデルに改造しました。
こうして、40年のブランクを埋めてあげれるのも43モデリだから出来ること。

4日

ジュネーブショー開催地のスイスを拠点に活動しているデザインスクールのスバッロ社はこんなコンセプトカー(AlfaRomeo DIVA)を発表しました。
アルファの159をベースに大改造して名車アルファロメオのtipo33ストラダーレのイメージが読み取れます。
デザインに未消化な部分もありますが、概念にとらわれない形をしていて、さすがはデザイン学校のショーカーです。

5日

エドニスのプロトタイプ2号車を製作しています。
ホイールがシルバーになりましたので以前のホイールではなく2ピースに作り変え。
前後のライト形状も変更します

6日
自称デザイナーに物申す・・・。

イタリアのDGFデザインがフェラーリをイメージしたモデルです。

発表当時の、フェラーリのデザインは○○で終わっただの、カッコいい悪いだのと、"ナンちゃってデザイナー"がのたまっています。

フェラーリに限らず、あれがよかったとか、今のデザインは最低とか云う輩は、おおむね、指をくわえて眺めているのが大半かな・・・。

デザインするという行為を中途半端に理解しているとこんな現象が出てくるのかもしれないね。

すべてのデザイナーに敬意を称して、カースタイリングに接していきたい。

7日

都内の某所にてモデリ撮影・・・・ランチは新しく出来たイタリアンへ。
アンティパストにペンネのゴルゴン、仕上げはパンナコッタとお約束のエスプレッソ、イリィーは久しぶり

アウレアのエクステリアが完成した、オールレジンのキットになります。

こうしてみると、中々モダンな形をしています。
このモデリには3種類のバリエーションが存在します。
このベルリネッタのほかにオープンモデルのスパイダー、
それとレース仕様のGTが存在します。
都内を移動してスタッフと夕飯は八王子にあるフレンチシェフのオリジナルラーメン。
うにバターラーメン、濃い目のスープが美味しい

8日

Ferrari 365GTB/4 DAYTONA prototipo

275の後継車としてのデイトナのデザインをピニンファリーナのデザイナー(フィオラバンティ氏)は悩んでいた。
ミウラに触発されて、こんな試作車がありました。ライトセクションがまるでミウラです。
このプロトタイプは1968年制作なので、ミウラ(ベルトーネ・デサイン)は当然出ているし、ギブリも(ギヤ・デザイン)。
ジュジャーロ氏の登場は、自動車デザイン界では衝撃的だったんでしょうね。
車のデザインはライトが目であり、グリルが口だと考えていた頃、ジュジャーロはそんな方程式をギブリで見事変えてしまいました。
Maserati GHIBLI 1966

9日


10日
8日に発売された"Koda Kumi/BEST second session"です。12週連続シングル発売したものを集めたアルバム。

深夜の長野〜山梨の某回線を傍受

L:「発売日にゲットしました、いいですよこのアルバム」
Y:「後ろで聞こえるのがそうなんだぁ・・・。へぇDVDが萌えナンだ。明日買ってみるよ。」
L:「Y◎Wさんも4週連続で完成させてるから、BESTアルバム出してみたら・・・・」
Y:「ん・・・・??」
L:「あと、8台作れば完結じゃん!」

創れそうなモデリをリストアップしてみた、コレでは20週連続じゃん・・・・・・・・・・・・約5カ月消費するんだ・・・・・

11日

ABCモデルの"AstonMartin DBSC di Touring"の完成です


12日

プロバンス・ミニチュアの"アストンマーティン・バンキッシュ・ロードスター・ザガート"の完成です


13日
グランプリモデルス発行のモデル情報誌に紹介されました、ドーバー海峡&ユーロトンネルを渡りイギリス・デビューです。

YOW43001 Maserati Birdcage2005
我々は、ずいぶん長い間Yow Modelliのキットを確保したいと努力をし、時折いくつかの見本を手に入れてきた。 しかしついに、安定したサプライヤーになってもらえそうだ、と願っている! ぱっと見た目にはマセラティ・バードケージはもの凄く大きく見えるが、本物の車を間近で見ると、それは巨大なマシーンである。基本的なキットのパーツはとてもシンプルである。 内容は、すっきりとした色合いの樹脂パーツが使われているボディー、シャシー・プレート(シート付き ,、ダッシュパネル/ノーズセクション、 ホィールとタイヤである。 留め具と細かい製図(線描)は、枠を「鳥かご」にする為の物。 これは少なくともやりがいのある作業になる。 そして窓とガラスのルーフにはブラック・スモークのバキュームパーツがある。細かい製図(線描)とは異なり、説明書は完成した写真のみであるが、それ以外の制作はとてもシンプルなので問題ないはずである

YOW43002 Maserati Boomerang
今回のBoomerangキットは、通常以上の内容である。 シートがパーツに別れており、見てはっきり分かる細部こだわったインテリアがあり、窓には沢山のバキュームパーツがある。説明書はシンプルな完成後の写真のみであるが、結構簡単に制作する事ができ、結果的にはとても美しいモデルに仕上がる。 もしあなたが、デザイン・スタイルやコンセプト・カーを集めているのであれば、この品揃えに注目するとよいであろう、そして特にこれからリリースされるものに注目したい。彼らは(Yow Modelliは)大量生産をせず、いつも刺激的なテーマに取り組んでいるからである。

maserati Bardcage
We have been trying to secure a supply of Yow Modelli kits for quite some time and have occasionally managed to get hold of the odd example.  Now we have what looks like a steady supplier, so fingers crossed!  At first glance the castings for the 2005 Maserati Birdcage concept looks huge but having seen the real car close up, it is a monstrous machine.The basic kit parts are very simple with cleanly cast resin parts for the body, base plate (with seats cast in), dash panel/nose insert, wheels and tyres.  Pins and small drawing are supplied to make the tubular ‘birdcage’ structure which will be challenging to say the least and there is then a dark tinted vac-form for the windows and glass roof.  Apart from the small drawing the only instructions are photos of the finished model, but the rest of the build is very simple, so this shouldn’t create any issues.

maserati Boomerang
There is more to the Boomerang kit as this time the seats are cast as separate pieces, there is more visible interior detail and there are several vacforms for the windows. The instructions are simple photos of the finished model but this will be a pretty simple build and the end result will be a fine model.  If you collect design studies and concept cars keep an eye on this range and particularly the future releases, they don’t make a huge number of each kit and they are always looking at exciting subjects.


14日
エドニス・プロトタイプの1号車と2号車のご対面

同じボディシルエットであるにも関わらず、色の違いでこんなにもイメージが変わるものなのか・・・。

今回の調色は、ベースにクリーム色で下地を作り、隠ペイしにくいオレンジ味の強い赤をペイント

ここからが隠し味、クリヤーベースに微量のレッドパールを入れてコーティング。
順光でも逆光でも更に、すかし見も正面見も魅力的な色合いです。

蛍光色のように色自身が発色しているように感じます。

15日
エドニス・プロト2号車のシルクプリントのデカールが出来上がってきました。


16日
エドニス・プロトタイプ2号車の完成


17日
好きだから、続けられる・・・。

制作日誌は、画像や言葉の隅々に制作のヒントが隠されています、この日誌を宝の山と感じる人の為に・・・
無から形を作り出すことの楽しさを味わってください。

フルスクラッチModeling
ENGLISH JAPANESE

18日

エッチングが確定しました、この後はボディへのフィッティングと仮組み、シルクデカールの作成
御大からの校正修正のアドバイスを頂いた後にキットリリースいたします。
それにしてもフロントの足回りが複雑だぁ


19日

05年のジュネーブで発表された、ベルトーネのVILLAです、ベースはキャデラック。
昨年の東京モーターショーのBOSEのブースに展示されてましたので、ご覧になった方もいるのではないでしょうか。
43モデリにするには、ウィンドウの処理が大変そうだ、では本日からスタートです。


20日


21日

午前の部はここまで・・・ここからは早いョ
ワンオフ(一品制作)のよいところは作業工程が単純で、何も考えずに出来るところがよいところです。

それに比べるとキット化するための原型制作は、ものすごく神経を使います。なぜなら・・・・・・


神経を使いすぎた、アウレアのテストショットが出来上がりました。コレを元に一台、完成見本を制作します。


22日

Villaはタイヤとホイールの制作、シャシーを2ミリ厚のプラ板を切り出してみた。
ボディの修正はまだやる箇所がたくさんある。

Aureaはご覧のとおりサフェーサーが入りました。
明日にはすべての塗装が終わる予定だ。
ボディは鮮やかなレッドに決めた。そのためには下地を明るいクリーム色に塗装しなければならない、乾燥後には#2000のペーパーで研ぎ、赤を塗装する。
タイヤ&ホイールは出来上がり、インナーディスクは金属ワッシャーにしてみた。
シートやインテリア類はこの後、マスキングをして2色目の色を塗装する予定である。

23日

ペイント作業は最終段階にきている。
隠蔽させた赤のコートティングには赤を10%入れたクリヤーを吹き付けた。しっとりとした色になる。
内装は筆塗りで仕上げた。
ダッシュからセンタートレイに繋がっているシルバーのラインには細ハンダを使用してみた、腰が無くどんな形にもフィットするので便利なアイテムである。

仕上がったボディの艶を落ち着かせるために、艶出しをしてから窓のフィッティングに入ります。

24日

DGFデザインのフェラーリ・アウレア・ベルリネッタが完成しました。
このモデリはバリエーションとしてスパイダーモデルやGTバージョンもありますのでいずれは3台を揃えてみたい。

ディスクブレーキがホイールから覗いたり、インテリアも工作次第ではリアルに制作できるようなパーツ構成にしました。
CGイメージを参考にすればカラー・バリエーションも楽しめます。
数日で完成しましたので、比較的簡単に作れるキットです

25日

ブラッド・オレンジメタリック(以前に色調したもの)のストック塗料がイメージに近かったので塗装した。
光の加減でオレンジ味が増す。不思議なメタリック・・・・

インテリアも少しずつ進んでいる

ホイールデザインはシンプルなので思案中


26日

一回のマスキングで4色を塗装できるように、要領よく貼っていく。

色同士が接していなければ可能です。
言葉では中々説明が出来ませんので、画像で判断してください。

要領としては、小さな面積から塗装して、そこをマスキングするといいですよ

タミヤ製は粘着力が弱いので、3Mのマスキングテープを境界部分に使用しています。
塗り分けに影響ない箇所(平滑面)に使い分けています。

最初はシルバー

次は艶消し黒

3色目はメタリックグレー

これもメタグレー

4色目はマグノリア

4色が塗り分けられました
午後から内装・ホイールの制作をして夜には出来上がり。

プラスティック・レジン樹脂・エポキシ系パテ等、異なる材質の下地にウレタンサフは威力を発揮します。

少しの段差や亀裂もブワッと吹いて均一にしてからペーパーを掛ければツライチになりますョ。

このウレタン・プラサフなしでは、早く作れません・・・・・。

27日

塗装行程が終わりました。

コノ画像のような組み立て前の状態が一番好きやねん。コノ後の行程は部屋も汚れません。

各パーツの調整の後は組み立てです

塩ビ板をバキュームして窓貼りで完成です

28日

2005年ジュネーブ・ショーで発表された、カロッツェリア・ベルトーネのコンセプトカー『ビッラ』直訳すると公園etc・・・、"共有する空間"と意味を受け取ることが出来る。

今回のモデリ制作で大きな収穫を得ることができた。

準備や計画も一切無しに、惰性で始めたが、意味のある結果を出せた。

レジンモデル制作には使わないマテリアルを活用して完成することが出来たこと。[広いグラスエリアのコンセプトの表現方法]

事実、カロッツェリアが生き残れた一つの要因である『フォリ・セリエ』「顧客に対しての一品制作」をレジンモデリに置き換え制作出来たこと。

今回のモデリ制作のコンセプトは

工作途中の諸問題は、そのときに考えるようにして、進める。
手元にある素材で何とか作りあげることに努める。

ちなみに、今回の諸問題とは、単純なホイールデザインの工作方法と、大きなバキュームパーツの分割方法と接着方法。

メンタル部分の工作要領として、
ただ完成させるのは時間が解決してくれるだろう。
その車のコンセプトを43スケールに置き換えて、プロジェクト・ディレクターのつもりになり制作・組立の作業は又違う楽しさが味わえる。

この感覚を共有できる43モデルビルダーは何人いるのだろうか・・・。

益々、深みに嵌る世界である。
わかるかなぁ・・・・w,わかんねぇだろうなぁ・・・orz

30日

あす、巣立ち。ご馳走しました