皐月


5月1日
パンダにはショーモデルが2台あります。
左はOFF ROADER、右はSTRIPです
もちろん、ジュジャーロ氏のイタルデザインです。


山梨に越した頃に乗っていた初期パンダ
よく走りましたョ、今でももう一度乗ってみたい車です。
この頃はイタルデザイン・・・・知らなかった。
このパンダの生産でイタルデザインは世界に飛躍して行った。
10年後にそのモデルを作るのも縁かな???


2日

先月のFIAT FESTAで手に入れたAlfaRomeo ES-30 SZのアクセサリー
掲示板でご登場のabe氏へのプレゼント。
思うところあって、白いレジンのボディをたくさん作って、面白いものを作ろうと思っている。
お楽しみにねっ
昨年のバースデイ・プレゼントですよ



3日
12歳になるラブ犬、名前はジュリア・・・・
当時乗っていたアルファにちなんで命名。
現在だとレイスでしょうか?
もちろん名前の通り(メス)です
大型犬の12歳は長生きらしい、この一ヶ月具合が悪く看病の毎日
体重が30kgもあるので足が弱っている
前足の腫瘍で抗生物質やらステロイドの薬漬け。
腫れもなく痩せたせいもあり自力でお散歩できるまで回復しました。
傷の手当ての処方された箱が右の箱。
(Feline)聞き覚えのある名前
猫用の特別フードの名前はフランス語でした
和訳すると『猫科の・・・』という意でした
プジョーのコンセプトカーにあります。


愛車のジュリア

愛犬のジュリア


確かに猫顔である。


4日
今年のカロッツェリア・クラブの展示
静岡ホビーショーまで後10日
そろそろ準備をもう一台くらい台数を増やそうか・・・
ピニンファリーナがプジョーとのコラボレーション30年を記念して制作したコンセプトカー

後10日でこの2台を完成できるか・・・・


6日
ホビーショーに展示するジオラマ『サバンナ』を平塚の小泉工房にとりに行きました。
彼は和凧でも著名な方です、毛筆の達磨は生きているようだ

小泉氏とお話をすると時間があっという間に過ぎてしまう。
無から形にしていく、物作りは、決して一括りでは説明できない。
心のポジションはいつも新鮮でなければ良いものは作れない。
完璧というものは理想であって、その虚像の魅力に取り付かれた者が一生を駆け追いかけるもの。
終わりのないラビリンスの世界。
先月、久保田一竹美術館での衝撃を話して、この人は『小泉氏』おなじ波長の人だなあと再確認しました。
是非、彼とのコラボレーションのサバンナのジオラマをご覧ください。

シルバー・レイスにキャリアを取り付け、ジオラマ輸送を考えてましたが
各方面からの圧力?反対!により4WDの車に決定
山梨から静岡へ直行できます。

ハンバーグとコーンスープはファミレスの王道


7日
こんな感じて仕事してます


8日
パンダの制作過程の紹介です。
タイヤとホイールはこんな風に作っていきます。


↑↓はそれぞれのパーツです。
シートやタイヤ等、複数のパーツは一つ制作して、コピーします。


9日
知り合いの桃農家の方から初物。
ハウスの桃をいただきました、甘くてみずみずしい・・・・

パンダのプロトタイプ2台が完成しました


10日
プジョーをシコシコやっとりますです。
最近、気合が入っているせいか
ボディ・エッジの造形が簡単に表現できるようになってきた。


パソコンで遊んでいるわけではありまへん

一つの画像を反転して左右を印刷

枠を組みますが、シリコンとレジンの収縮を
計算して1/41スケールで制作

幼稚園から好きだった粘土遊び

レジン樹脂になる頃には1/43に収縮します

ボンネットの膨らみは木工パテ

お顔が出来ました

お尻も少し

ほぼ、ボディのできあがり

細かい傷をチェック

タイヤのクリアランスも確認

11日
ホイールを作りましょう


楊枝の頭で大きさがわかるかな?

隙間には粘土を埋めます

そうしないと、シリコンが進入してきますので。

コレが原型になります

ディスク面にはRをつけます

リムにフィットするように加工

ウインドウの型もとり、ボディをくりぬきます

窓はピッタリ、気持ちええねん

タイヤは細身に加工、薄くなったでしょ

ホイールも4個揃いました

ぎりぎり入るくらいにすり合わせ

内装は針金のマネキンのみ



12日
ちょうど日付の変わる頃、工房北窓のヨシズに蛾を発見!
思わず、綺麗な色してたのでマクロ撮影しました。



粘土埋め

シリコン型

レジンキャスト

KAWAKAMI氏御用達

13日
今日は塗装ですこの季節昼過ぎから風が強くなるので
早朝スタート

洗濯はさみで固定しますが、口先は右側が○
狭い箇所でもがっちり咥えてくれます。
100均のダイソーで30個100円。

午後は強制乾燥後にマスキングして2色目を入れます

夕方には塗装工程が終了、組み立てが・・・・・

ここまで出来ました、あと少し・・・が大変なんだよね。


14日
細かいパーツの制作と取り付け。
仕上げはデカールの原稿制作できあがり
ITALDESIGNのコレクションがどんどん増えていく・・・


パンダのストリップはランボルギーニのチータと並べると親子みたいだ・・・


パンダのオフロード、地味なプロトタイプであるがフルコンプするには必要です。


プジョー・グリフィ・クァトル・ディ・ピニンファリーナ
なんだか舌を噛みそうな名前です
明日のホビーショーに間に合いました。


15日
静岡への途中に朽ち果てたミゼットが2台


イベント告知にアップしました。


業者ブースで工業レジンの販売リリース。
販促の担当者に、色々と質問しましたが、
教えてくれたのは(1.8kgで6000円!)
知りたかったのは、硬化時間や温度管理、収縮率・・・・
一度、購入して試すしかないね。


初日、終了後に静岡在住の友人と温泉へ
まずは腹ごしらえ、名物『黒はんぺん』と海老ラーメン
黒はんぺんはいわしのすり身、火で炙り生姜醤油・・・おいちい

その後はお約束のお風呂へ
4月にオープンしたばかりの天神の湯。
ホビーショーのツインメッセから車で5分のアクセス。
土曜の夜でもゆっくりとくつろげました。
建物はお城をイメージした檜を使った贅沢な作り。
浴槽はたくさんあり、初めて死海の塩分を使った浮く浴槽
濃度33%で浴槽の淵に頭を乗せて、力を抜くと、想像以上に体の半分は浮いてしまいます。
潜水艦が浮上する状態になります・・・・これ以上は書けません

爆睡してしまいました


16日
最終日、あいにく朝からの雨で帰りのジオラマの輸送が不安だ。
雨の中、会場前にもかかわらず長蛇の列
時間を繰り上げ8時30分には開門
ゆっくりとみれたのは開門まえの30分だけ

3年連続参加して感じた事は、車関係の出品が減った事。寂しい限りだ
しかし、密度は濃くなったようで、車製作者の技術は上がっている。

静岡を後にして平塚の小泉工房にジオラマを届ける。
ディーナーは近くのデニーズ
相変わらず私は野菜カレー、小泉氏はオムライス。二人とも子供である。

今回、当サイトのホビーショー告知を見て私に会いに来て頂いた方が何人か。


Maikyさんは朝5時に起きて、新幹線で姫路から来てくれた。
私に会いに、実物のモデルカーがみたくて来てくれた、短い時間でしたがお話もできました。
大切にしていきたい仲間が一人増えた。


上越・東海と新幹線を乗り継いで来てくれたKAWAKAMI氏
YOWMODELLIキット化に向けての情報資料を届けてくれた

長縄氏には搬入時のジオラマ移動を手伝ってくれた。

たくさんの仲間に支えられている、ありがとうございます。


17日


ミラノ・ヴィスコンティ家の名前をつけたイタルデザインのアルファ・コンセプトカー


ルキーノ・ヴィスコンティ

イタリアの映画監督の名前です。
1906年11月2日 イタリア・ミラノにモドローネ公爵ジュゼッペ・ヴィスコンティとドンナ・カルラの三男として生まれる。

彼の代表作品に『ベニスに死す』があります
ヴィスコンティの映画には、常にデカダンスという言葉が付いてまわります。
貴族の終焉、愛や幸せの崩壊、そして死の訪れ。
タイトルに“死”という言葉が既にあるように、この作品のテーマは“死”であり、
同時にヴィスコンティのデカダンス美学を代表する一本でもあります。

美学というからには、筋の通ったものが中心にあるようだが、
このストーリーは若さと老い、生と死、そして美しさと醜さの見事なまでの対比だといえる。。
死というものは決して醜いものではないと思うが、
しかし、若さやその美しさと対照させることで生の衰えや若さの素晴らしさ、
そして人生の終焉がより際立っているとおもう。


プライドを無残にも打ち砕かれ、追い出されるようにしてベニスへ来たアッシェンバッハは苛立ちを隠せません。
そこに登場する美の化身タッジオにアッシェンバッハは心奪われます。
その存在にとまどう彼ですが、一度はそこに音楽のイメージさえも喚起させます。
しかし既に死を予感している彼は、音楽を生み出すことよりも、美を追い求めることを選ぶのです。
アッシェンバッハはタッジオに何を求めていたのか。今の映画なら即肉体的なものに結び付けられてしまうかもしれません。
ただ、“精神的”な同性愛をタッジオに要求していたことは確かです。
つまり精神的な恋愛関係を明らかに求めているのです。

アッシェンバッハは何とかして自分の存在をタッジオに伝え、彼を精神的に所有したいのです。
知遇を得ること以上のもの、もっと深遠な感情をタッジオと共有したいと考えるのです。
しかし、既にアッシェンバッハには肉体的、精神的な魅力はなく、また勇気も、そして自信すらもありません。
人知れず送る視線にタッジオはただいたずらに答えるだけ。
アッシェンバッハは想像の中でしかタッジオに話し掛けられません。
タッジオはアッシェンバッハにとって、神々しい天使だったのか、死へと誘う悪魔だったのか。

アッシェンバッハは白髪を黒く染め、顔に化粧まで施します。
それはまるで死化粧を思わせます。
ラストシーンで心臓の発作に見舞われたアッシェンバッハは白髪染めの黒い染料も汗で流れ落ち、
その相貌はピエロのように滑稽です。
きらきらと輝く波の反射でこの世のものとは思えないほどに美しく輝くタッジオが描き出されるのに対し、
アッシェンバッハはあまりにも醜悪な姿を露呈します。
息がこと切れんばかりのアッシェンバッハは最後までタッジオに触れることなく、
そして言葉を交わすことなく、崩れていきます。
彼の誇りとは何だったのか。
アッシェンバッハは最後まで誇りに縛られ、遂に報われることなく朽ち果てます。
ヴィスコンティの描くデカダンスは美しいどころか限りなく残酷なのです。


さらば『イタリアの至宝』
サッカーのイタリア・セリエAで今季限りでの引退を表明しているブレシアのロベルト・バッジオ。
最後の雄姿を目に焼き付けようと集まった8万人の観客から盛大な拍手を送られた。
『イタリアの至宝』と呼ばれる国民的スターで、欧州最優秀選手にも選ばれている。

本人からファンへの横断幕にはこんな言葉が・・・
Oggi vi applaudo io, grazie di tutto...Roberto Baggio
(今日、あなたたちに、ぼくが拍手をおくる。ありがとう、みなさん・・・ロベルト・バッジオ)


18日
涼しい一日は下地仕上げ
裏の畑の桃ちゃんがこんなに大きくなりました
庭の紫陽花も花芽をつけています。



19日

山梨は午後から雨が降り続いてます。
雨にも負けず、風にもめげず、下地処理を黙々としていた一日でした。


20日
朝から雨降り、湿度に注意しながら塗装の一日・・・

新しくリューターの刃を購入。直径0.4mm。楊枝の先と比べてもまだ小さい・・・
心円のしっかりしたリューターでないと振れて意味がない。工具にはお金をかけましょう。

自分のコレクションの為『来年のカロッツェリア・クラブのテーマ』のイタルのモデルを作り始めました。
フランスはアレザン製キット『ブガッティID90 Italdesign』です
ホイールはエッチングとセンターボルトを追加して、ピカピカのメッキ塗装しちゃいました。
ボディは特殊塗装で薄いブルーのメタリックの上からライラック・パールの3コートの塗装です。
色々な方向からの光で淡いブルーに輝きました。

このあたりの色合いは特殊塗料出しか表現できません


イタリア・MRコレクションのランボルギーニ・イオタのキット
考察のしっかりしたモデルに仕上げます。


21日
午前中にマスキングが終了
アレザンのキットでいつも悩んでしまうライトの処理。
こんな風にしています


べっこう飴の欠片のようなライト
思い切って捨てちゃいます

ライトの位置を造形、といっても穴あけだけ

シリコンで型を取りライトカバーを制作

塗装中

修正中

色々と増えました

22日
近所散策


ジャガイモの花

林檎の実、ピンポン玉くらいかな

コレが葡萄(ピオーネ)になります


ジュリアのお散歩コースにある薔薇の館です。


新生ブガッティが完成しました。もちろん全てイタルデザイン・・・
私のコレクション・ボードへ


23日
たくさんの修正をして下地作りに入ります

毎年エアコンの室外機の横に咲くオレンジ色の花


24日
フランスからモデルカーの到着です


コレクションの楽しみ
フランスから嬉しい便りが届いた。
昨年から、探し続けていたモデルが見つかりました。
今年の3月にフランスのレトロ・モービルでも見つからなかったモデルだけにもう感激・・・・
ブジョーの一番長いモデルと最小モデル!
並べて眺めるだけで幸せ気分・・・・あーーーっ、やめられない、止まらない。


25日
7台まとめて、やっとります。


26日
赤の前にベース・ピンクを・・・・



27日
赤になりました。

本日発売のモデルカーズにモデルアーティストM.H.氏の紹介記事があります。
この記事で私の長年の疑問が解明されました。

彼の作品はとても繊細でかつ精密なモデルです。
あまりにも綺麗過ぎて、車のモデルというより宝飾品という感じがします。
同スケールの付属するエルメスの鞄も然り・・・・
走る事を忘れてしまった車のような作風です。

彼はドライバー・ライセンスを所有していないそうです、つまりは運転ができないんですね。

車の匂い『オイル・ガソリン・接着剤の匂いも含めて』たぶん解らないから、
あんなに清潔感ある作風になるのでしょう・・・ね。

車に対してとてもピュアなんでしょうか・・・・・

交差点の真ん中でパワステのアメ車をガス欠『センサー不良』したり
燃料ポンプの不良で、レツカー待ちでラジオ聞いたら
『中央道上り八王子付近、大型車故障のため4キロ渋滞・・・・』
とか・・・・

経験ないんだろうなぁ・・・・・・

私もピュアな気持ちで作ってみたいなぁ。


林檎らしい形になりました

紫陽花も色が着いてきたぞ

額紫陽花も開いて来た

28日


こんなのも作ってます

イオタがここまで来ました

マスキングしまぁーす

クロの後に

シルバー。優しく剥がして

ハイ、出来ました。

29日
JOTAの制作が続きます


作業開始

エクステリア内側の筆塗り

インテリアの制作です

シャフトはインセクト・ピン

メーターパネルはエッチングです

センタートンネルの追加工作と消火器移動

リップバンパーは糸ハンダですプレスで潰します

キルスイッチとボディ加工しました

出来上がり、粘土に刺して乾燥

1mm幅のフレキシブルテープがシートベルト

0番の虫ピンで止めました

ダッシュボートですウィンカーレバーを追加

70年にはサベルトはありませんでしたよ

当時はプリタックスかアレクソンズでしょMRクン

仕方ないのでPCで作りました

もう、ごちゃごちゃです

出来上がったインテリアassyです

合体しました

30日
買出しと塗料調達の為に東京へ
近所で調達したO社の替え刃は刃当りがいまいち、とても使いにくく、作業が捗りません。
使い慣れたNT刃はそれはそれは思い通りに刃が進みます。
そんな話を小泉氏にお話したら同感だ。と言ってました、皆さん一度試してみてください。


某画材屋さんで購入NT社の替え刃◎

こんなに小さなミニ盆栽を発見

夏用のシンナーやら塗料を調達

コラボレーションを組んでいる、むねよしドットコムからパンダモデルの発売告知されました


31日
今月も最終日になりました、最後の追い込みです。