11月制作日誌


1日
牡蠣入りカレーです。国立にあります。是非一度どうぞ。
香鈴亭


2日
フェラーリ400i Meera-S です。
やっと出来あがりました。


3日
こんなものも集めてます、
最近は石にも興味あり、動かない物が対象になるのは年取った証拠か?


4日
秩父方面に紅葉と蕎麦と温泉に行って来ました。
日頃部屋に篭もっているので、休日は出かけることにしています。


秩父に入り手打ちの蕎麦を・・・・。



5日
トロンスターのキット完成品のレストレーション
経年変化により歪んだ窓枠のリメイクです。0.2mmの塩ビにセメダイン社のラピーを張りつけたもの。


修正前

修正後

6日
ナバホです、夜は内装に取りかかります。

内装制作途中経過です。発泡プラ板と木工パテでベースを作り


7日

ALFAROMEO NAVAJOのマスターモデルの出来あがり。
この後、脱脂処理をしてから、ペーパー目や手紋隠滅の為にサフェーサを塗装します。
やれば出来るじゃないか!と自分に渇!


"大きなお世話"の添削メール・・・・
最後まで見てなさいw

自分でやってみたら如何かな!!!


こんな風に作業しています、来年はモッと広い処に移動。

作業しやすいように資料をコピーします。
これをみながら粉だらけになりましょう?


実車と同じようにベース車輌からの制作です。
ザガートの特徴のフェンダーラインやバブルルーフを造形しますが、複雑なラインは
セクション毎に数回に分けて削り・盛りつけをします。
レジン樹脂と相性良い木工エポキシパテで金属へらで均して行きます。
各ポイントのラインを見失わないように盛りつけていきます。
この状態でまず乾燥機へ・・・。

最初のパテをラインに注意しながら左右バランスを見て削ります。
これは2回目のパテで、複雑なラインを盛りつけます。
この時点では細かいディティールは無視してあくまでラインや形状の結びつきを重点に起き造形します。
乾燥後はルーフからリアリップにかけての曲面を整形していきます。
参考になりましたかLEDクン


8日
リヤのオーバーハングを3mm削りました
するとどうでしょう、ラインの結びつきのつじつまが合い
ボリュームあるヒップになりました。
私の考えは、ZAGATOのモデルはどれも、バックシャンです。後姿が素敵なモデルが沢山あります。
リヤの造形を重点に置き制作していきます。

小股の切れ上がった柳腰、
衿は出すぎず、うなじが・・・・・・。違う事考えてしまいました。




フロントは大きなお口にして迫力万点です。
リヤのボリュームとのバランスを考えフェンダーをいじります。
この辺のさじ加減が完成後のバランスに影響してきます。
マッチョなアストンはこうでなければという先入観が大切ですね。

リヤの和風なラインに対してフロントはまるで狩猟民族の女性を感じます。


午後の部

フロントフェンダーからドアにかけてのzagatoの特徴的な膨らみを形成します。
これもエポキシパテを使用


大雑把に筋を入れ各セクションのバランスを見ます。


ZAGATOのDB7はAピラーからノーズにかけて一筋のラインがあります。
パテ修正だと他の大切な面を変えてしまう恐れがあります。
薄いカッティングシートを張り、一段盛り上げます。
足りなければもう1枚張りつけます。
このボディは原型の為の型になるのでこんなこともOKです。
この後ウレタンサフを吹いてボディを硬化させます。


なんか、いい感じになってきました。



9日
鎌倉にある紅茶専門店 BUN BUN
ダージリンティとフルーツシフォンケーキのセット
お奨めのセットです。

こちらは隣接するギャラリーにて、夕方より私がモデルカー製作とイタリアの御話しをしてきました。
日頃見れない制作途中の工程や私のイタリア旅行珍道中を2時間かけてお話ししてきました。

10日
晩秋と呼ぶには、まだ早い、北鎌倉を散策してきました。
日本の古い侘び・寂びを感じ取れる数少ない場所。
紫陽花で有名な明月院は特に風情を感じ取れる良いところでした。
モデル製作は、とかく部屋に篭りがちなので、外出をお奨めします。
近所を散歩して、道端の名前も知らない小さな花に美しさを感じ取れる感性こそ、
モノ作りの何たるか?を教えてくれるヒントが隠されている気がします。

日が暮れて鎌倉から横横を通り首都高湾岸を使い、寄り道。
寒色のライトのイルミネーションで彩られる大都会の街をすり抜け、
愛車は波しぶき一つ上げずにクルージングするクルーザーのごとくお台場に到着。
人が作りあげた人工の街、ここも又、刺激的なところです。
疑似体験できる、アメリカ開拓時代の金鉱の地下をイメージしたレストラン。
タコスやチョリソ、ココナッツミルクのカクテル。
内臓も刺激された、貴重な1日でした。


11日
フランスからこんなモデルが到着しましたのでご紹介。
来年のカロッツェリア・クラブのテーマであるライオンとサバンナ草原のディオラマ。
プジョーのプロトタイプをディスプレーする為のモデル達。


KART UP

BOB SLIED

PROMETEE

TOSCANA

CAMELEO

BREAK CHASSE

COUPE CESAM

RUNABOUT

12日
ナバホはサフェーシングを終了、シリコン取りを待ちます。

アストンDB7はホイールパターンを制作。パズルのようなパターンで大変です、
現代のザガート・コンセプトのパターンですね。

3台のアストンです左側からコンセプト・DB7ザガート・バンキッシュです。
貴方はどれがお好みですか?

ホイールパターンは一度シリコンでキャストしてからアルミのリムにフィッティングします。
ボルトの穴やセンターキャップ、前後のオフセット加工してからマスター型にします。


この後に表面を整えてマスターにします。


メーラSのグリルを制作、アストンのホイールと一緒にシリコン風呂へ・・・・。

アストン・ザガートの内装です。
右側の運転席を左に変更、シートの模様を筋彫り、2シーターのためリヤを改造。
ヘッドレストを変更、ステアリングもザガートオリジナルへ。


13日

メーラSのグリルがレジンになりました。


さていよいよ、シリコン取りです、この時点での本体は、レジン樹脂、ポリエステル&エポキシ・パテ、プラサフです。
レジン樹脂に置きかえることにより、細かいディテールを彫りこむ事が安心してできます。


これが粘土埋めです。

シリコン風呂の浴槽

2工程のシリコン取りを経て・・・。

左から元型、レジンになった本体、窓型用本体。


残すはサイドのダクトとドアハンドルの筋ボリ。


14日
今月は2台のマスターが出来あがりました。
いつでも、作れる! という安堵感から、中々手付かずでしたが、
やれば結構早くできるものですね。
このペースで行くと、年末までには新製品が沢山リリース。
さて、次はチータか?シビーロ?ジェネシス!もありました。


ALFAROMEO NAVAJOのパーツ構成です。


アストンDB7zagatoのパーツ状態
この2台キット化したら売れるでしょうか?



ALFAROMEO tipo8Cです。元はJON-DAYのメタルキットから、大変でした。
細かいパーツをつけて明日には、完成します。


15日
粘土埋めをしました、夜にはシリコンに浸かっているでしょう!


珠玉のモデル 1937 alfaromeo8C2900B zagato

以前から作りたくて10年以上暖めてきました。
しかし正直な所、作りこむ自信がありませんでした。
美しく見せる為の曲線とは何か?。
そんな疑問の糸口がわかりかけた今日この頃。
そろそろ手をつけても良いかな、造形の神も許してくれるかも???
自分にとっての一つの究極の造形美です。
では、じっくりと・・・・・。


16日

シリコンが入りました、乾燥機の中で60℃で約2時間で硬化します。


硬化後に枠を取り除き、中の粘土を取り去りました。
この後もう一度、裏面の枠組みをして、シリコンの面に離型剤を吹きつけます。


裏面のシリコンを注入、乾燥させて硬化を待ちます。


ニュータイプの真空デジケータが到着、5年ぶりのタイプは相当進化していました。
亀裂の入りやすい方向に補強がしてあり各所の変更・補強も多々。
次回からのはこれを使用します。


中にモデルを入れて記念撮影、このままディスプレイケースにもなりそうです。


17日
The 9th. Maserati Dayに行って来ました。
紅葉がちょうど見頃な八ヶ岳高原でした。

私の心を惑わす、誘惑いっぱいのイベントでした。
マセラティも作りたぁ―――い



新旧のバルケッタ


禅・・・・・・・・・。


18日

キャスト終了


19日
下地を整えた83台
明日は一気にサフェーサー、狂ってる、私?????誰


20日
83台の下地が整いました、凄い1日でした、尋常ではありません。



ホイールだけでも332コありました。


21日
1日に当ホームページに何回もアクセスして頂いて有り難うございます。
本日も無事制作を終了しました。

車種別と色別に分け、段取り良く塗装の下準備をします。
この作業だけで午前中を消費、午後からはこれらのシャーシと小物パーツの塗装。


夕方からはソリッド系のボディ塗装をしました。
シロ・キ・アカと綺麗なお花がさきました。
明日はメタリック系の塗装ですが、アストンのグリーン・メタの調色もしなくては・・・。


22日
メタリック塗装が終了


アストン・バンテッジ・ザガート5バージョン。


アストンDB7ザガート3バージョン。
黒ボディは内装赤でいきます。カッコイイ「ミラノ・カラー」


23日
予定どうりに終了しました。来週は組立です。


24日
名古屋港湾会館にて催されたオートモデラー2002に行って来ました。


牡蠣入り味噌煮込みうどん   美味い!!!!!!!!!!!!!


25日
マスキングを考える
マスキングの面積が大きければ塗装面積は少なくなります。
塗装の順番等、色々と考えさせられます。
今回のナバホは何故?他のメーカーから発売されなかったか少しわかりました。

只、制作工程が複雑なだけ・・。
10台マスキングして嫌になった。
テープを剥がす時間、緊張の一瞬・・。


ツライ単純作業のマスキングの後に塗装をしてこの状態を見ると今までの苦労が報われます。


26日
今月の納品予定モデル



27日
タイヤをセットして、窓も張りました。



アストンのバンテージ・ザガートがカッコイイです。
この後、ボランテ・ザガートとバンテージボランテ・ザガートを製作予定です。
ザカートファン&アストンファンの方はお楽しみに。


28日
ここまで来たぞ


29日
ライトカバーの切りぬきを考える

この工作は皆さんどうしているのでしようか?
嫌いな方沢山いるのではないでしょうか。
クリヤーパーツのままだと、何処に鋏を入れていいのか、判らずつい切りすぎて
隙間だらけのライトカバーなんて経験ありませんか?
一つの方法として、こんな合わせ方もあります。


マスキングテープを貼り、カバー部の筋ボリに沿って
鉛筆でケガキます。

そのテープをクリアーパーツの位置に貼りつけます。

ケガいたラインに合わせて、切っていきます。

ほら、ぴったりと切れました。

祝 完成

今月も無事終了しました、このテンションを維持しつつ年末まで。
さて、来月は何を作ろうか・・・・・・・!


30日

デカールの原稿を考える
ラインテープやカッティングシートで切りやすい大きさで制作
それをスキャナーでPCに取り込む。
モノトーンをハッキリさせ使用する大きさに縮小
一度プリントアウトしてから大きめに切ったクリヤーデカールをセロテープで固定する。
再度、同じく印刷するとほら出来あがり。