Lamborghini PREGUNTA Heuliez
ウリエーズ"プレグンタ" ランボルギーニへの問いかけ
プレグンタは今までに作られたランボルギーニの中で最もエキゾチックな1台である。
ベースとなったランボルギーニ・ディアブロと派生車のウリエーズ・プレグンタのパフォーマンスには差はない。
しかし、プレグンタはディアブロ数台分のコストわかけた貴重な車だ。
プレグンタをデザインしたのはウリエーズ・グループのスタイリング研究所である。
ウリエーズ・トリノのデザイン・コンセプトは魅力的である。
力強く、革新的で、ときには大胆なスタイルがランボルギーニのトレードマークである。
ランボルギーニの名前を耳にして「滑らか」や「スウィート」、「ソフト」とか「紳士的」などの形容詞は連想できない。
"ランボ"の響きは野性的で独創的、ときには粗暴なスタイルさえ連想させる。
パワーとパフォーマンスの代名詞だ。
フィオルッチ・ランボルギーニが30年前に最初の車を作って以来、全てのランボルギーニはあのフェラーリを
打ち負かすためにあったのだ。
そのためには性能と外観の両方が相手を上回らなければならない。
それはプレグンタでも同じ、洗練されたメカニズムに一目で印象に残る衣装が着せられている。
ダッソー・ラファール戦闘機のような、航空工学的な美しさを備えたハイパフォーマンスカー、地上のジェット戦闘機を目指した。
ウリエーズ・トリノのマルク・ドゥシャン所長はラファールを最も美しい彫刻と呼ぶ。
「ラファールはスピードと技術的効率を最も純粋な形で象徴している。スタイルは力強くロマンがある」と彼はいう。
スピードの概念は常に飛行機、中でもジェット戦闘機に結び付けられてきた。
ジェット戦闘機は最も軽量で、敏捷で、高速の航空機だ。
スピードを共通の要素として、スポーツカーとジェット戦闘機は常に結び付けられきた。
プレグンタには数多くの興味深いディティールを見つけられるはずだ。
それらはデザイナーの愛情の表現であり、したがってプレグンタはただのショーカーではなく彼の愛の告白だということが理解できるだろう。
プレグンタとはスペイン語で"質問"を意味する。示唆に富んだ車名だ。
誰に何を尋ねているのか。ウリエーズ・グループの質問はこうだ。
「私共のデザイナー、エンジニア、メーカーとしての実力にお気づきですか?」
モデル製作工程に入ります。
3Dソフト「六角大王」で描いた原稿です。
複雑な曲線や面を再現する補助として大変役に立ちます。
データを元に43スケールに削りだします
資料を参考にレジン樹脂のボディを形にしていきます。
鉛筆でラインを引き形を把握します |
フロントセクションの削りこみが完了 |
前後のバランスを見てサイドラインを造形 |
迫力のリアセクション、一番の見せ所 |
ウインドウ部分を削り取り |
リヤのディフューザーを造形し
タイヤのクリアランスに合わせフェンダーのRを調整 |
タイヤのフィッティング |
アンダー・トレイも付きました |
ヤツメウナギは精力剤 |
バックシャン
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ダッシュ・センターコンソール |
戦闘機風シートとステアリング |
タイヤ・ホイールのパーツ達 |
セットするとこんな風に |
マスターモデルを仮組み |
なかなか、いいぞ |
マスターパーツ |
粘土埋め、この後シリコン注入 |
シリコン硬化中 |
粘土を取り除いたところ |
抜いたレジンパーツ達 |
塗装が終わり、組み立てへ・・・。 |
ウィンドウの調整 |
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